ブローニーフィルムのスプールと遮光紙セットでActive filmを作ってみよう

はじめに中判フィルムの構造を理解しよう

本番前にこの解説文を熟読し理解し何度も明るい状態でシミレーションしてから、本番作業に取り掛かってください。

ActiveFilmを1本作る前にこれらのものを準備しましょう。大きめのダークバッグ・柔らかな素材のメジャー(手芸用の100均でも可)・未使用フィルム(35mm24EX可)と35mmが暗黒中で切りやすいハサミをお用意ください

メジャーに手探りでフィルムの0cmにテープなどでマーキングしておき更に長さが83cmの所にマーキングしておきます。(画像ではフィルムはを使っておりますがこれらは、暗黒中の作業になります。)本番では暗黒中にフィルムの先端を少し引き出して直角に切断します。

暗黒中に手探りで83cmの所を切断します。

・中判フィルムは遮光紙という光を通さない紙で包まれたフィルムです。ブローニーフィルムは一箇所テープで遮光紙の中心に止めて使用します。(予めテープの剥離紙を剥がしてフィルムを暗黒中に入れ替えるようにしています)

・イメージとして暗黒中に画像のようにフィルムをテープに手探りで止めます。

・ダークバッグや暗室内でブローニフィルムの遮光紙に未露光の35mmフィルムを83cmに切って遮光紙付いているテープにフィルムを付けて巻き込むようにします。

巻き方はフィルムのスプールが遮光紙が巻き込まれているところが芯になる形で先程テープにフィルム先端部を止めた方向に巻いてゆきます。

失敗しない為の要点1

・フィルムの乳剤面を素手で絶対に触ってはいけません。

要点2

・フィルムはコイルスプリングのように巻いていますから遮光紙にフィルムを這わせるようにしてペーパーウエイトの様な物で抑えてから、スプールに遮光紙を巻いてゆくと良いでしょう。

要点3

・フィルムを遮光紙の中央部に巻く為のツールに便利な治具はシャンプーなどのポンプのネック留め具が2個あるとフィルム中央を見つけやすくなります。

要点4

フィルムはきつめに巻き上げてください。フィルムを巻き上げてテープの所まで進み仕上げ直前までいった時に撓みが出る場合がありますが、多少のゆとりがありますので、1cm程度の移動であれば吸収されます。遮光紙のエンドまで巻き上げましたら、輪ゴムで中央部に止めてください。(スプールの鍔付近はフィルムがない為絶対に触らず、輪ゴムを止めないでください。光線カブリを招きかねません。

フィルムを保存する場合は、遮光性のある印画紙を入れる黒い袋・金属製の缶・遮光性のある樹脂製缶などに保存してください。

・使用するカメラのフレーミングは以下のActiveFilmのWebサイトを参考にしてください。

http://www.activefilm.com/about/%e4%b8%ad%e5%88%a4%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%81%a7%e3%82%a2%e3%82%af%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%83%a0%e3%82%92%e4%bd%bf%e7%94%a8%e3%81%97%e3%81%9f%e5%a0%b4%e5%90%88/

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