カメラを三脚に載せて2〜3m先に可能な限り垂直に垂線を下ろすように長い定規や紐状のモノを垂らします。
画像では定規を天蚕糸で吊っています。
フィルムマガジンの面にフレーミング用のスケールを取り付けます。
レンズをバルブにして、Active Filmで使用するフィルムの巾をを選びます。同梱の黒いスプライシングテープを0.5mm位に細く切って、使用するフレームの長さにカットします。これを使用するフィルム巾にファインダー上に適宜貼るようにします。
次に垂直のフレーミングの次は水平方向はカメラを90度倒して垂直同様にファインダーにテープでマーキングしてゆきます。
Mamiya RZ67の場合はマガジンが回転式(レボルビング)ですので7×7になります。水平・垂直にマーキングしますと、井の字になります。更に35mmフィルムの場合のパーフォレーション部を確実に入れる場合と外側まで入れる場合は2本線になります。
LUBITEL166Bという6×6の場合もMamiya RZ67同様にファインダーにマーキングしてゆきます。フレーミングのシートを止めるところがないので、OPPテープをカメラボディに貼りPET樹脂を切って90度のスティにしてフレーミングシートを固定します。
金属のスティが一個63円でホームセンターで売られています。荷造りテーブでカメラが傷まないようにしても良いかもしれません。
横から見ますとこのようになります。
次にレンズを開放状態にして、マガジン側のフレーミングシートをActive Filmで巻き込む使用するフィルムの巾にファインダーにマーキングします。
6×6カメラの場合正方形の構図ですので、Active Filmで35mmフィルムを入れて使用する場合、上下の方向にフィルムを送る場合は縦位置に撮影されます。横位置はカメラを90度に傾けて撮影しますと、横位置の撮影ができます。
35mmフィルムを使って撮影しますと6×3.5という比率の写りになります。
6×4.5で撮影しますと4.5といっても、実質マスクは4.15mmですから645のカメラで撮りますと正方形に近いイメージです。
カメラにより横長のパノラマになったりします。固定概念が取り払われて新鮮な驚きをもって銀塩写真が楽しめます。
二眼タイプやレンジファインダー形式のタイプにも応用が可能です。またパララックスは、適宜テープの色を変更するなどご利用下さい。
各種カメラにより、それぞれの方法があろうかと思います。独自の方法で良いのですが、基本はフィルム面側に磨りガラス上のピント硝子を置き、そこに使用するフィルムを載せて、フィルム巾にファインダーにマーキングすると正確なフレーミングができるようになります。
販売されていない高感度フィルムや種類が少なくなったブローニーフィルムにはない35mmだけのフィルムが利用可能です。Active Filmは『アップサイクル』なフィルムイノベーションです。