Active Filmのなりたちとある根拠と状況証拠

Active Filmは、亡き父から10歳の時に暗室作業をしている時に、暗室の赤い暗室用電球の下で、カメラの事、写真の事、薬品の事、で父を質問攻めにしました。

夜な夜な眠い目をこすりながら、家族が寝静まってからの密かな楽しみでした。

現像の途中でうたた寝をしてしまった事もありました。

そんなある日随分経験を積んだ頃に、遮光紙とスプールとフィルムをこれ一回限りじゃ勿体ないよね?

使っていないフィルムを入れてまた使えないの?

フィルム会社が作るように作れないの?

という事から質問に窮していろんな大きさのフィルムを遮光紙に正確に巻いて上手く入れられない。フィルムが感光してしまう。

おまえが大きくなったら、自分でやって見なさい。

3年前に亡くなった父の追想とその会話を思い出してからの事でした。

試行錯誤はありましたが、Active Filmは、完成しておりました。

昨年、2013年3月をもってFUJIFILMは映画フィルムの製造から撤退すると発表しました。

この発表を聞き、フィルムから撤退するつもりだろうと直感し、フィルム製造を止める前に中判フィルムの可能性を特許という形で楽しさを知ってもらおう。という事からです。

ミニラボ・写真店ではフィルム現像機で現像していますが、そこには驚きの事実が有ります。後半で説明します。

その後、フィルムメーカーや、写真アクセサリーメーカー、写真用品メーカー、射出樹脂加工メーカー、トイカメラメーカー、トイカメラ販売会社、など様々な会社に提案しましたが、断られました。

スピーディに製品として実現したいと考えましたが、現在まで実現出来ておりません。

21世紀も13年になり、21世紀のやり方があるのではないかと今は考えております。

時代にマッチした方法とは、使ってみたいという同じ思いを共有出来た人や、会社が自らの可能性で作れないだろうかという考えになっております。

それは、SNSや、3Dプリンターなど21世紀のツールを使って、クリス・アンダーソン氏が提唱する方法論です。情報やツールを平等に使えるWeb空間の特徴が、産業のあり方にも、今後変わってゆくのではないだろうか?というものです。

20世紀の中判フィルムカメラと21世紀の情報インフラの融合で、フィルムの楽しさがもう一度再発見出来るのではないだろうか という考え方です。

時に夢のような事がこのサイトに書かれていたりしていると、思われる方もいるでしょう。可能な限りアクティブフィルムの情報を今後もオープンにしてゆきます。

フィルムは、フィルム現像機で業者は現像しますが、ノーリツ鋼機(N&F)・FUJIFILMはフィルムの処理本数が減ったという理由からか新製品として販売しているフィルム現像機は35mm専用のみです。120・220のフィルムは旧製品でなければ現像処理出来ません。5社連合という鳴り物入りで始めたAPSしかり、製造を中止する場合は、業界団体が横一列で止めるのが、従来までの業界の方法です。

ブローニーフィルムの未来予測として、止めるという噂話はこのような事からも払拭出来ません。

そのXデイがきた時中判カメラを少しでもリカバー出来るのは、このActive Filmです。それをフィルムイノベーションという言い方をしています。