ーミニラボ・写真店・スタジオ運営している方々にご協力のお願いと呼びかけー
弊社アクティブスタジオでは衰退している中判フィルムに販売されていないポジやB&W、高感度フィルムを遮光紙にセットする方法の特許出願し特許庁から特許第5225510号が写真用ロールフィルムとして下りています。
名称をActive Filmといいます。Webサイトをご覧頂きまして、興味が湧きましたらご自身で撮影実験をして頂く事も良いでしょう。
今エコの世界での流行語になりつつある『アップサイクル』というものがあります。意味はリユースを前進させリユース+付加価値製品という意味です。
真にそのポリシーにぴったりのコンセプトがActive Filmです。一歩先行く自身で作るフィルムイノベーションです。
B&Wの自家現像の経験者でなければ、フィルムが遮光紙にどのように巻かれているかは、知られていません。ですから、専門家である業者様の協力が不可欠です。
関係各位におかれましては、専門家であり、企画の全体像が見えてきているかと存じます。
丁寧に中判フィルムの遮光紙+スプールを取り扱いますとリユース可能です。
第1ステップ
・遮光紙は紙という名称ですが、合成紙という化学製品です。スプールと遮光紙を保存してストックして頂きたいのです。
FUJIFILMの遮光紙は、特許製品で EL(EASY LOADING)という名前がスプールに刻印されております。
主な特徴は、スプールの中央部に遮光紙が、簡単に外れないように突起があります。また、フィルムをとめるテープにバーコードが印刷されて、FUJIFILMのセンサー付きカメラですと、フィルム感度が読み取れる工夫があります。
中判フィルムの片方の先端に丸穴があり、スプールの中央部にある突起にはまり遮光紙が外れなくなります。それを外す簡単な方法をご説明致します。画像を確認して下さい。
スプールの中に中央部の突起の左右に三角形の凸型が均等に2個出ていて、遮光紙を突起から外れなくしています。
これを外す方法は、APSフィルム外しツールを突起の鍋蓋状の形状の脚部から鍋蓋方向に寄せて、遮光紙を軽く引くと外れます。
上記画像の場合は、上から下にAPS用のツールのV字の先端を下げて、遮光紙を引きますと簡単に面白いように外れます。
これで遮光紙を痛めずに、再利用が可能です。
従来、ラボなどで、ゴミの分別でプラスチックのスプールと遮光紙の紙として捨てられていました。
更にFUJIFILMの遮光紙のスプールに止める為の丸い穴があいています。何度か使っているうちに、穴が広がるのを防ぐのに便利な商品がKaunetで販売されております。目的が違いますが、便利に使えます。
ビニールパッチ 5208-4287 2800片入です。
少量で良いという方向けには、百円ショップでこんな350枚入の商品があります。遮光紙の穴の両面に貼ると良いでしょう。
こんな感じでよいでしょう。
*FUJIFILMのスプールには上記でご説明しました特殊な加工がされております。遮光紙にも○穴が空いており、そのままでは外れなくなっております。
スプールの中央にAPS用のフィルム外しツールをさして隙間を突くと遮光紙が超簡単に外れます。
遮光紙をリユースする為には、この遮光紙の穴が裂けてしまうのが、障害になる為です。
第2ステップ
・ご自身でActive Filmを作ってみたいと思われる方は弊社Webサイトでご確認の上、トライしてみてはいかがでしょうか。
第3ステップ
・今後ニーズが増加した場合自社でニーズのあるフィルム作りができます。
第4ステップ
・一般ユーザーの少し上をゆくには専用の治具ツールがあるともっと便利に簡単にフィルム作りが可能です。
・フィルム幅寄せ機
・Active Film 4点巻き取りキットとして販売の目標にしております。
・ActiveFilm 巻取機
・ActiveFilm フィルムセット治具
・ActiveFilm ファインダースケール
・フリーハンド型暗視スコープ
弊社では暗視スコープをヘッドギアタイプに改造し、暗室用に改造し、感度の調整加工を承っております。暗視スコープ+ヘッドギア=19,800円 です。これが一台ありますと手探りの暗室作業から開放されます。コンストフィルムも適切に作業が可能です。
*この暗視スコープは赤外線方式です。印画紙装填作業には使用不可です。理由は、印画紙が青く被ってしまいます。
コンスト板を使っての実験ですが、画像の左側の黒い部分が露光部分、青い所が赤外線の被りで白い部分が未露光の印画紙です。
くれぐれもご注意を!
・Active Filmファインダーセット治具
中判カメラのフォーマットサイズにより、当然ファインダー上に境界にも目印が必要になります。
そこで使用するフィルムの撮影境界線をXY軸で確認しスプライステープを1mm弱にきった線を井の字の形に当たりを付けます。
第5ステップ
・プリンターがアナログの銀塩写真のプリンターの場合は、ネガマスクはブローニーフィルム用の物に適宜スプライステープでマスキングをして対応して下さい。
デジタルプリンターの場合はスキャナーにホームセンターで2mm〜3mm程度の薄いラバーシートが売られておりますので、フィルム毎にマスキングをしてスキニングャンして下さい。
どうぞトライしてみて下さい。
第6ステップ
・沢山のActive Filmのニーズが増えた時点で可能であれば東日本の津波被災地製造の復興支援フィルムとして地元雇用のため東北被災地発「復興フィルム」として製品化できればという夢があります。そのプランをあるフィルムメーカーに提案しましたら却下されました。
第7ステップ
・家の中で簡易暗室を作りやすい場所とはそれはトイレです。そこで簡単にフィルムがつくる事が可能なフリーハンド型暗視スコープ他4点セットで販売したいと計画しています。
第8ステップ
・東北被災地をActive Film・銀塩フィルムで撮影して復興フィルムコンテストを開催したいと思っております。その為にもご協力をお願い致します。
第9ステップ
・Web上でフィルム撮影記録した東北被災地を題材にした写真を継続した復興の為に寄附付きでオリジナルプリントを販売したいという夢があります。協力して下さるカメラマンも合わせて募集中です。
・これも夢のような話ですが、有名カメラマンに復興フィルムで撮影してもらいそのプリントを震災復興の寄付に回し支援をしたい。
更に進化し、木製巻取具はダウンサイズし小型化しています。新型樹脂製巻取具も以下の画像のように、ダークバッグや暗室で作業しやすくなっております。
フィルムマガジンもEU製のモノや韓国製のモノを使い調達コストを下げることができます。
特にKodakのブローニーフィルムを取り扱う場合でリユースする時の注意点ですが、使われている和紙テープの粘着力が強力です。そこで、遮光紙を折ったり傷つけたりしないように、細心の注意をして取り扱って頂きたいと存じます。
和紙テープの少し盛り上がった角を探しそこの部分から剥がすのがコツのようです。
また暗視スコープを使って頂きますと無理なくフィルムをとり扱うことができます。フィルムの折れ、圧力痕が回避出来ます。
以上
最後まで読んで頂きありがとうございます。
フジフィルムは今年3月で映画フィルムからの撤退を発表しました。
そのニュースを聞き中判フィルムが終了すると思い、今の度のActive Filmの特許出願を致しました。
ご存知の通り、日本を代表する二台メーカーからは新型のブローニーフィルムを現像処理可能なフィルム現像機は販売されていません
銀塩処理できる今でいうアナログプリンターも思い出して下さい。2000年を境に業界全体で製造しない事を決めました。
17年前に製造された銀塩写真のアナログプリンターQSS2301型を2台と1/2のパーツをとりながら一台を動かしております。北海道最後のQSS2301型を運んでもらいました。
今後もこれを期にご指導ご鞭撻を宜しくお願い致します。
ースプールと遮光紙のセット買い取りー
遮光紙を集め協力していただきましたら、当初リユース目的で、スプールと遮光紙をセットに巻いてレターパック350で100セットをお送り下さい。
1回のみ使用のもの限定でアップサイクル目的の為、いたみがなく再利用可能なものでしたら、スプール+遮光紙のセット1本で10円で買い取り(レターパック内100セット分)とさせて、頂きます。
1店舗又は1社、5000円分まで買い取り蓄積しましたら、ご指定口座に送金させて頂きます。
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この遮光紙+スプールのリユースシステムは登録制です。必ずこちらに、一度連絡をして頂き登録後の実施になります。
又、流通が過剰になる場合は、一時停止する場合もありますので、ご承知おき願います。
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【送付先】
有限会社アクティブスタジオ
〒187-0043 東京都小平市学園東町1-9-15
TEL/FAX 042-346-5666
NGな遮光紙一覧
以下のような状態の遮光紙は買い取りで来ませんので、ご注意下さい。