ー豆カメラでカラーフィルム撮影する時の注意点と16mmフィルムの取り扱い方ー

70年前の雑誌の記事の内容からの受け売りですが、フィルムの装填時に注意をしなければいけないようです。実際カラーフィルムで何本も撮影してみた教訓から以下の注意事項をまとめました。
・使用するカメラのフィルムカウンター覗き窓に蓋がない場合は遮光性のあるビニールテープ等を数枚重ねた蓋を用意する。
(ヌメ皮に見えていても、材質が紙の場合がありますので、テープを剥がす時に御注意下さい)
・日中装填をする場合は極力暗い場所で細心の注意をしてフィルムを装填する(ダークバッグは尚可)
・たわみを作らないように素早くフィルムを装填する事
・カメラのカウンター用の覗き窓から光線曵きに細心の注意を払う必要があります。
・10コマ目まで撮影した場合が一番重要でフィルムカウンターの覗き窓に蓋がある場合はそのまま蓋をしたまま巻き上げが可。
但し10コマまで撮影後は覗き窓を開けない事、70年前のカメラでフィルムの張りを考慮した対策をとっていないので、
暗い所や撮影後はカブリ防止のためダークバッグで取り出す事をお勧めします。
・フィルムカウンターの覗き窓に蓋が付いていないカメラの場合は、10コマ撮影しましたら速やかに事前に用意した黒ビニール
テープを重層化したモノで蓋をして下さい。その後は前項同様のプロセスになります。
・撮影後の16mmフィルムは丸ゴムで作った輪ゴムでフィルムがたるまないように巻いて黒い35mm用のフィルム容器に入れて
保管して下さい。速やかに同時プリントをする事をお勧め致します。
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当店に現像を依頼する場合は、撮影後の16mmフィルムは丸ゴム*で作った輪ゴム*でフィルムがたるまないように巻いて黒い35mm用のフィルム容器に入れて定形外郵便やLP360でお送り頂ければ幸です。
16mmフィルムは35mmのようにDXコードで管理されているフィルムではありませんので、1枚ずつ手焼きプリントのような
作業になりますのでプローニーフィルム並みの日数が必要になります。
脚注
*丸ゴムは手芸品店・100円ショップなどで売られているゴムを繊維で巻いた比較的丈夫なゴムの事です。
*輪ゴムは天然ゴムや合成ゴム素材の為 温度や経年劣化で縮んだり溶け出したり様子が変わったりします。

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70年前のおもちゃのカメラでもカメラとしての命のようなものがあり、その製作者の思いと手仕事が戦後復興の一役をかったと言われています。輸出産品としての力があったのだと感じます。手に取った5,5cmのカメラの大きさは現在のデジタルカメラ先進国としての礎になったと思います。今年を除いてこのアナログカメラに陽の当たる事もないでしょう。5,5cmの大きさはガチャガチャにも入る大きさです。樹脂で製造し直せば写せるがチャカメラになる筈です。KAWAII日本のもう一つのアイコンにならないものでしょうか
新しい豆カメラとして、東北の被災地の一助にならないものでしょうか
世界ではアナログレーコードが前年度比50%UPしていて日本では80%UPと昨日のNewsで言っていました。
1970年代には世界最小の一眼レフと言われているauto110というカメラがPentaxから売られていました。ポケットフィルムという110サイズというサイズであり、改造をする事も可能でしょう。16mmカメラとの合体の可能性もあります。
面白いアイデアがありましたら、メールをお待ちしております。