FUJIFILM以外の中判フィルム用のスプールは、各社同じような構造になっております。水平に1/2にカットしてリユースします。
再利用をする為に試行錯誤してこのようなものを作りました。
手巻きでフィルムを巻き取る場合ガイドのレール状のところを滑らせないと巻き取る時にフィルムが蛇行しやすくなります。暗視スコープで確認しながら巻くのであれば、蛇行を防ぐことができます。コストを削減する為の試作ですから、黒いコンストマガジンがコストの最大のネックなので、ダークバッグの中で使うという事で、削減します。次にコの字のレール状ガイドの素材は金属の方が強度的に良いと考え、加工しやすいという事で、アルミにしました。巻取側のスプールの軸を移動させて好みの場所で巻き取ることができるようになっています。こちらはガイドの外側で巻き取るときはこのようにします。
アームをこのように移動させます。
ガイド側で巻取スプールを使うようにする時は、このように使います。
スプールは12mmの鳩目を鍔の所に固定して車輪のように使います。更に35mm用のガイドをつくりフィルムが外れないようにします。
120・220両方に使えますが、220方式でActive Filmを巻くときはこのようなイメージになります。
従来型の黒いコンストマガジンを使った35mm専用巻取具(120フィルムをまいています)と今回の暗室専用35mm巻取具(220タイプを巻くスタイル)を並べてみました。これによりコストダウンがはかれます。
更にダークバッグに入れてみました。遮光紙にテープを事前に明室でセットしておきますと、手探りでも失敗なくフィルムを巻く事が可能です。220タイプで巻く場合は乳白色の幅寄せ具を使いますので、確実に220フィルムが作れます。フィルムは135cmの長さを守って下さい。135cmを越えますと後端付近が被りやすくなります。
アルミの台座は0.2mmのアルミのもので作りましたが、出来は良くないですね、0.5mmのものでしたら、比較的丈夫なものが作れます。
今後トレースして、誰でもActive Filmを作ることができるように、おりをみてこのサイトに図をアップします。