10月15日に富士フィルムからブロー二ー(120)他の製造中止が発表されました

2004年頃にも同様の噂がありこのままでは、ブローニーカメラが終わってしまうという危機感を感じて遮光紙に35mmフィルムを自身で改造して作った暗視スコープでフィルムを巻いて作るという単純なモノでした。
当時はSDGsという言葉もなく。リユースして商品化するものを、リユースとリサイクルを合体させたアップサイクルと呼ばれていました。今でいうSDGsの製品になります。

ブローニーフィルムカメラは645/66/67/68/69/612/617の7種類のカメラで使われる貴重なフィルムサイズです。しかし、個別のカメラにより写り方が違いますので、どのように写るかファインダーでどの範囲まで写るのか越えなければならない壁が立ちはだかりました。最終的には遮光紙に挟まったフィルムか、220用に遮光紙に載っていないフィルムか?厳密に言うとピント面が変わりますので、圧板の切り替えをしなければなりません。

また赤外線センサー機能でフィルムの面積を検知してエラーを出すカメラもありますので、初めから排除のプログラムが埋め込まれたメーカーのカメラもあります。
同時代のブローニーフィルムカメラでもアクティブフィルムを受け入れてくれるカメラがほとんどではあります。
フジフィルムの品質に優れたモノに遮光紙やバーコードが印刷されたフィルムを止めているテープがあります。NS160を今後製造しなくなると、KodakやLomoの遮光紙を使うしかないのです。今まで沢山のストックはしていますが、無くなると話は変わってきます。富士フィルムは、傘下に製紙会社もあり、合成紙もお手のもんでしょう。この遮光紙は短冊状にスリットして75年前の豆カメラのフィルムの遮光紙を使うようにしています。アップサイクルの為には必要欠くべからずな最高品質の遮光紙なんです。


・富士フイルムは社名にフィルムを使っています。
・過去の一端中止したフィルムを海外に移し復活させました。再考して頂きたい
・GF670やGX617・GA645Ziなどブローニーフィルム用のカメラをたくさん製造してきて影響が大です。
書かずにはいられなく書きました。再考してほしい。

ブローニーフィルムのスプールと遮光紙セットでActive filmを作ってみよう

はじめに中判フィルムの構造を理解しよう

本番前にこの解説文を熟読し理解し何度も明るい状態でシミレーションしてから、本番作業に取り掛かってください。

ActiveFilmを1本作る前にこれらのものを準備しましょう。大きめのダークバッグ・柔らかな素材のメジャー(手芸用の100均でも可)・未使用フィルム(35mm24EX可)と35mmが暗黒中で切りやすいハサミをお用意ください

メジャーに手探りでフィルムの0cmにテープなどでマーキングしておき更に長さが83cmの所にマーキングしておきます。(画像ではフィルムはを使っておりますがこれらは、暗黒中の作業になります。)本番では暗黒中にフィルムの先端を少し引き出して直角に切断します。

暗黒中に手探りで83cmの所を切断します。

・中判フィルムは遮光紙という光を通さない紙で包まれたフィルムです。ブローニーフィルムは一箇所テープで遮光紙の中心に止めて使用します。(予めテープの剥離紙を剥がしてフィルムを暗黒中に入れ替えるようにしています)

・イメージとして暗黒中に画像のようにフィルムをテープに手探りで止めます。

・ダークバッグや暗室内でブローニフィルムの遮光紙に未露光の35mmフィルムを83cmに切って遮光紙付いているテープにフィルムを付けて巻き込むようにします。

巻き方はフィルムのスプールが遮光紙が巻き込まれているところが芯になる形で先程テープにフィルム先端部を止めた方向に巻いてゆきます。

失敗しない為の要点1

・フィルムの乳剤面を素手で絶対に触ってはいけません。

要点2

・フィルムはコイルスプリングのように巻いていますから遮光紙にフィルムを這わせるようにしてペーパーウエイトの様な物で抑えてから、スプールに遮光紙を巻いてゆくと良いでしょう。

要点3

・フィルムを遮光紙の中央部に巻く為のツールに便利な治具はシャンプーなどのポンプのネック留め具が2個あるとフィルム中央を見つけやすくなります。

要点4

フィルムはきつめに巻き上げてください。フィルムを巻き上げてテープの所まで進み仕上げ直前までいった時に撓みが出る場合がありますが、多少のゆとりがありますので、1cm程度の移動であれば吸収されます。遮光紙のエンドまで巻き上げましたら、輪ゴムで中央部に止めてください。(スプールの鍔付近はフィルムがない為絶対に触らず、輪ゴムを止めないでください。光線カブリを招きかねません。

フィルムを保存する場合は、遮光性のある印画紙を入れる黒い袋・金属製の缶・遮光性のある樹脂製缶などに保存してください。

・使用するカメラのフレーミングは以下のActiveFilmのWebサイトを参考にしてください。

http://www.activefilm.com/about/%e4%b8%ad%e5%88%a4%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9%e3%81%a7%e3%82%a2%e3%82%af%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%96%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%83%a0%e3%82%92%e4%bd%bf%e7%94%a8%e3%81%97%e3%81%9f%e5%a0%b4%e5%90%88/

お問い合わせはこちらまで

info@activefilm.com

 

小学館@DIMEのウエッブマガジンにActivestudioの事が配信されました。

ご覧になれない時は、ActivestudioサイトのNewsでご覧いただけます。https://dime.jp/genre/490887/

ー豆カメラでカラーフィルム撮影する時の注意点と16mmフィルムの取り扱い方ー

70年前の雑誌の記事の内容からの受け売りですが、フィルムの装填時に注意をしなければいけないようです。実際カラーフィルムで何本も撮影してみた教訓から以下の注意事項をまとめました。
・使用するカメラのフィルムカウンター覗き窓に蓋がない場合は遮光性のあるビニールテープ等を数枚重ねた蓋を用意する。
(ヌメ皮に見えていても、材質が紙の場合がありますので、テープを剥がす時に御注意下さい)
・日中装填をする場合は極力暗い場所で細心の注意をしてフィルムを装填する(ダークバッグは尚可)
・たわみを作らないように素早くフィルムを装填する事
・カメラのカウンター用の覗き窓から光線曵きに細心の注意を払う必要があります。
・10コマ目まで撮影した場合が一番重要でフィルムカウンターの覗き窓に蓋がある場合はそのまま蓋をしたまま巻き上げが可。
但し10コマまで撮影後は覗き窓を開けない事、70年前のカメラでフィルムの張りを考慮した対策をとっていないので、
暗い所や撮影後はカブリ防止のためダークバッグで取り出す事をお勧めします。
・フィルムカウンターの覗き窓に蓋が付いていないカメラの場合は、10コマ撮影しましたら速やかに事前に用意した黒ビニール
テープを重層化したモノで蓋をして下さい。その後は前項同様のプロセスになります。
・撮影後の16mmフィルムは丸ゴムで作った輪ゴムでフィルムがたるまないように巻いて黒い35mm用のフィルム容器に入れて
保管して下さい。速やかに同時プリントをする事をお勧め致します。
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当店に現像を依頼する場合は、撮影後の16mmフィルムは丸ゴム*で作った輪ゴム*でフィルムがたるまないように巻いて黒い35mm用のフィルム容器に入れて定形外郵便やLP360でお送り頂ければ幸です。
16mmフィルムは35mmのようにDXコードで管理されているフィルムではありませんので、1枚ずつ手焼きプリントのような
作業になりますのでプローニーフィルム並みの日数が必要になります。
脚注
*丸ゴムは手芸品店・100円ショップなどで売られているゴムを繊維で巻いた比較的丈夫なゴムの事です。
*輪ゴムは天然ゴムや合成ゴム素材の為 温度や経年劣化で縮んだり溶け出したり様子が変わったりします。

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70年前のおもちゃのカメラでもカメラとしての命のようなものがあり、その製作者の思いと手仕事が戦後復興の一役をかったと言われています。輸出産品としての力があったのだと感じます。手に取った5,5cmのカメラの大きさは現在のデジタルカメラ先進国としての礎になったと思います。今年を除いてこのアナログカメラに陽の当たる事もないでしょう。5,5cmの大きさはガチャガチャにも入る大きさです。樹脂で製造し直せば写せるがチャカメラになる筈です。KAWAII日本のもう一つのアイコンにならないものでしょうか
新しい豆カメラとして、東北の被災地の一助にならないものでしょうか
世界ではアナログレーコードが前年度比50%UPしていて日本では80%UPと昨日のNewsで言っていました。
1970年代には世界最小の一眼レフと言われているauto110というカメラがPentaxから売られていました。ポケットフィルムという110サイズというサイズであり、改造をする事も可能でしょう。16mmカメラとの合体の可能性もあります。
面白いアイデアがありましたら、メールをお待ちしております。

豆カメラを所蔵していてスプールがあれば、スプールを送って頂きましたらカラーフィルムを巻いてお作りします

Active Filmはブローニー(120・220)フィルムに35mmを遮光紙で巻いて、35mmフィルムのフレームを意識して撮影するシステムです。それに対して豆カメラは豆カメラ用の金属製のスプールに16mmフィルムを遮光紙で巻いています。当時国産フィルムでカラーの16mmフィルムが販売されておりませんでした。70年後の今だからと気づきはじめたものです。それには、暗室やダークバッグでフィルムをカットすることと遮光紙で正確に巻く事が重要です。アクティブスタジオでは、暗視スコープで確認しながら作業をしています。ブローニーフィルムの遮光紙をリユースしてISO100又は160のフィルムを装填します。当時の金属スプールは多少誤差があり、送って頂きましたスプールの幅に合わせて遮光紙をカットする必要があります。DSC_9826 DSC_0089 DSC_0091 DSC_0092  DSC_1955 DSC_1954当初2本からお作り致します。

またActivestudioでは16mmフィルムのプリントシステムを完成しておりますので、Lサイズ〜最大8切りサイズまで、銀塩写真でプリントが可能です。以前からTwitterで画像をUPしておりますので検索してみて下さい。撮影に使用しましたのはSnapy・mycroで撮影しました。夜間撮影やマルチ発光で普通のフィルムカメラと変わらない撮影ができます。